長野県松本市の泌尿器科医院【さがみ屋泌尿器科クリニック】

バーチャル問診室

泌尿器科外来にて、多く認められる症状や質問を、年齢別、性別に分けて、Q&Aでわかりやすく解説いたします。

大人編 男性
Q 夜トイレに行く回数が増えた。ちびる。尿の勢いが悪い。残尿感がある。
A 前立腺肥大症をはじめとする前立腺に関係する病気が疑われます。症状改善の薬は大変よく効きます。また、がんなどが隠れていることがありますのでがん検査も必要です。
 
Q ドック検診で前立腺がんマーカー(PSA)が異常値だった。
A

PSAは前立腺から分泌されるタンパクです。正常値以上では、がん、炎症、大きな前立腺肥大症などが疑われます。当クリニックでは2次検査、がんの組織検査による精密検査を日帰りで行っています。

 
Q ドック検診で前立腺肥大といわれた。
A

当クリニックでは前立腺体積の測定、肥大した前立腺が排尿に及ぼす影響を数値として検査します。薬が必要な場合も、必要ない場合もありますのでまず精密検査をしてみましょう。

 
Q 勃起障害(ED)が心配。
A ED治療薬としてバイアグラ®、レビトラ®、シアリス®の3種類が処方可能です。それぞれ長所短所があります。診察と投薬ともに自費診療です。
 
Q 男性更年期って何?
A 40代くらいの壮年期の男性で、最近元気が出ない、やる気が出ない、仕事に集中できない、性欲がないなどの症状がある方は男性更年期症の疑いがあります。症状によっては、うつ病などが隠れていることもありますが、男性ホルモンの投与などで症状が改善する場合も多いといわれています。ご相談ください。また治療投薬は自費診療です。
 
Q 性病が心配。
A

排尿時の痛みなどの症状がある場合は、尿道炎の可能性があります。薬での治療が必要です。

また、症状が特になくても風俗でうつったのでは?結婚前に検査したいなどの検査希望の方には、エイズ検査を含めて、性病検診を自費診療として行っています。
 
Q 妻が不妊症の治療を受けている。
A

男性不妊症の検査として精液検査を行っています。受診は2回程度で、簡単です。産科医師から検査を勧められた方はご相談ください。

大人編 女性
Q 排尿時の痛みと、 残尿不快感、トイレに行かずにいられない。
A

急性膀胱炎が疑われます。検査と治療ですぐに症状は改善します。受診をお勧めします。

 
Q おしっこが漏れる。我慢ができない。
A 洗い物をしている時突然、トイレの一歩手前で漏れるという方は、過活動膀胱による切迫性尿失禁の可能性があります。薬で症状はかなり改善します。くしゃみをした時、おなかに力を入れた時に漏れる方は、いわゆる腹圧性尿失禁という状態です。症状の改善に良い体操をご指導します。失禁の程度によっては手術適応がある方もいます。
 
Q 膣の出口がぽっこりしている。
A

年配になると多くの方が同じような症状をもっています。簡単な手術が最近紹介されていますのでご相談ください。

 
Q おしっこが出つらくなり、勢いがなくなった。
A

40代後半くらいから症状が出る方がいます。残尿が多い場合には、内服薬による治療が必要なこともあります。検査に受診してください。

大人編 男女共通
Q 健康診断で尿検査が異常だった。
A

健康診断で尿検査の異常を指摘される方は大勢います。それほど心配ないことが多いですが、がんなどの大きな病気が隠れていることもあります。毎年指摘される方で、過去に精密検査で異常がなくても、1年に1回は超音波検査などの精密検査をお勧めします。

 
Q がんが心配。
A

50歳以上になるとあらゆるがんにかかる確率が高くなります。泌尿器科であつかう病気で頻度が多いがんは、前立腺がん、膀胱がん、腎臓がん、尿管がんなどです。当院では、保険範囲内でのがん検査を行っています。ご相談ください。

子供編
Q 乳児検診で男の子なのに睾丸が陰嚢内にないといわれた。
A

検診でないといわれても、ちゃんとあることも多いです。まずは受診してみてください。

 
Q オチンチンの先が赤く膨らんで、痛がる。
A 幼児から低学年児に多い疾患です。包皮と亀頭の間に膿がたまる亀頭包皮炎が疑われます。受診をお勧めします。
 
Q 学校検診で尿検査が異常。
A
  1. 1.尿潜血プラス

小中学生の約1%に見られますが、半数以上はその後消失します。継続する場合は尿路結石などが原因のことがあり、超音波検査などでわかります。

  1. 2.尿たんぱくプラス

尿中に蛋白が流出してしまう腎炎が疑われることがあります。まずは採血検査で腎炎の可能性を調べます。

 
Q 包茎ですが大丈夫?
A 幼児期から小学校低学年くらいまでは真性包茎ですが、成長とともに包皮がむけるようになります。多くの場合は手術不要ですが、症状によっては必要な場合もあります。
 
Q おねしょがなおりません。
A 10歳を超えても毎日おねしょがある場合には、治療と検査が必要です。また、毎日なくても小学校の行事やお泊りが心配な場合は、ご相談ください。